平成30年度後期与勇輝展
2018.9.14(金)~2019.3.13(水)
与勇輝は1937年・昭和12年生まれ。
激動の「昭和」を過ごしてきました。
親兄弟に囲まれ貧しくも幸せだったという少年時代の体験は、人形づくりの礎になっているそうです。
第1展示室では「昭和」という時代の象徴として昭和天皇とマッカーサー元帥をイメージした作品や、昭和の歌姫・美空ひばりの『和枝ちゃん』などで構成。
第2展示室では初期の作品や河童の『宴』など、幻想的な作品を展示いたします。
月と未来・祖国への便り
2018.9.14(金)~2019.3.13(水)
1929年三重県に生まれる。生後まもなく軍人であった父と家族共々東京に移住。戦時下で受けた精神的な高揚と畏怖は終戦後の激動期に 社会運動への関心から砂川闘争等にも参加していた。
1969年、突如イタリアへの移住を決意。トリノに在住する。
在住許可を得る為にトリノ・アルベティナ国立美術学校に入学、1972年卒業、画家として活動を始める。
1978年頃、種々の事情により絵を描くことから離れブランク期となる。その後、1987年から再びイタリアを中心として徐々に画家としての地位を築いた。
現在89歳、イタリアに移住してから半世紀近くなるが、キャンバスからは清貧に甘んじ静謐な心境そのままを表現した無垢な感じが受け取れる。
情愛に満ち溢れた作品群は多くの人々に感動を与え共感を呼ぶことでしょう。
光の方へ
2018.3.16(金)~2018.9.12(水)
お人形たちが見ている光とは、太陽?月?未来?過去?いったいどんな光を見ているのでしょう。
想像を巡らせながらご鑑賞ください。
人形作品の表情や仕草と指先にご注目。
木綿素材ならではの柔らかな作品ですが、繊細かつ緻密な造りには目を見張るものがあります。
ぜひ御覧ください。
2018.3.16(金)~2018.9.12(水)
1928年 鳥取県に生まれる
1943年 県立日野農林学校入学、当時疎開していた歌人文人画家、早川幾忠や彫刻家辻晉堂の教えを受ける
1951年 上京、代々木絵画研究所に通う
1959年 米子市皆生に居を構える このアトリエから後の鉛筆画が生まれる
1962年 最初の鉛筆画の発表
1964年「黒鉛筆による作品展」
以降、全国各地にて個展が開かれる
2007年6月19日他界