EXHIBITION

髙山辰雄 文藝春秋表紙絵展

9.11(土)-11.7(日)
休館日 火曜日

日本画家、髙山辰雄が描いた、言論誌『文藝春秋』(大正12年創刊)の表紙原画全点を公開いたします。1987年から1999年まで、昭和から平成へと世がうつり、20世紀が終わろうとするまでの13年間、ひと月も休むことなく描いた縦横15センチメートルの宇宙。その数156点。 1年に12点、一つ一つの作品には画家自身による言葉が添えられています。草木や花、人物、卓上の静物、生き物、空と雲、太陽、月、星、風••••••。
有為転変と共に歳月が流れ、季節がうつろいゆくなかで、画家髙山辰雄が静かに見つめてきたその時々の、過ぎていった光景。伝統の世界に身をおいてすでに不動の評価を得、伝統を重んじつつも、なおやむことなく前を向いて歩む日本画家が取り組み続けた濃密な作品群は、掌にさえ載るような小ささでありながら、大画面の作品に劣らない感銘をおぼえさせます。日本画壇の歴史の一画に名を刻んだ髙山芸術の、もうひとつの流れをご覧いただける展覧会です。

髙山辰雄 略年譜
1912年 大分県大分市に生まれる。
1931年 東京美術学校日本画科入学。
1933年 松岡映丘の画塾木之華社に入門。
1934年 帝国美術院展に初入選。
1936年 東京美術学校を首席で卒業。
1946年 第二回日展で特選。
1960年 日本芸術院賞受賞。
1965年 芸術選奨文部大臣賞を受賞。
1970年 日本芸術大賞を受賞。
1973年 日展常務理事となる。
1975年 日展理事長となる。
1979年 文化功労者。
1982年 文化勲章を受章。
1987年 この年から杉山寧のあとを受け『文藝春秋』の表紙絵を制作。
1985年 「日月星辰 高山辰雄展1985」全国五都市で開催。
1989年 高山辰雄展 (東京国立近代美術館他)開催。
1997年 フランス・パリにて高山辰雄展開催。
2001年 第3回「日月星辰 高山辰雄展2001」全国五都市で開催。
2007年9月、95歳にて逝去。

展覧会基本情報

Exihibition Information

会期
9.11(土)-11.7(日)
休館日 火曜日
会場
河口湖美術館
開館時間
9:30-17:00(入館は16:30まで)
入館料
一般·大学生800(720) 高校生・中学生500(450) カッコ内は8名以上の団体料金
主催
河口湖美術館
協力
(財)角川文化振興財団、(有)丸栄堂
企画・協力
アートインプレッション

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SINCE1991.04.14