1995年9月5日(土)-10月25日(日)
休館日=火曜日 9/22(火・祝)は開館します
河口浅間神社に社宝として伝えられてきた「河口村絵図」を展示公開いたします。
ユネスコ世界文化遺産「富士山」の構成資産の一つ、河口浅間(あさま)神社は9 世紀、富士山の貞観大噴火を機に創建されたと伝えられています。
中世になると、富士山信仰が大衆化してゆくのにともなって、鎌倉街道の中継地にあたるこの地域には、登拝の道を行く者に宿と食事を提供し祈祷をする「御師」の集落が形成され、江戸時代後期には120 軒以上の御師住宅が軒を連ねる繁栄ぶりだったことがわかっています。
河口浅間神社に保存されてきた。江戸時代後期に制作されたと思われる5 メートル四方に及ぶ巨大な「河口村絵図」は、御坂山系の山々を背負って御師の村としてにぎわう川口村( 現在の富士河口湖町河口地区) の地割と道をあらわしたものです。
神社創建1150 周年の節目にあたる今年、劣化で傷んだ状態のまま折りたたんで保管されていた絵図の修復作業が行われました。
見事に表装され、立派に公開できる姿になったこの巨大絵図を、河口浅間神社の特別なはからいにより河口湖美術館で展示いたします。
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