EXHIBITION

「昭和の洋画を切り拓いた若き情熱 1930年協会から独立へ」展

They brought Fauvism to Japan in the 1920s-30s

2016年10月29日(土)~12月23日(金・祝)
休館日:12/6(火)12/13(火)12/20(火)

時の内閣総理大臣は憲政会の若槻礼次郎、ボクシング世界ヘビー級王者はジャック・デンプシー。小説家川端康成が『伊豆の踊り子』を発表し、チャップリンの映画『黄金狂時代』が日本でも公開され、高柳健次郎が世界で初めてブラウン管を使用した画像「イ」の送受像に成功、印象派の巨匠クロード・モネが世を去り、東京上野に東京府美術館(のちの東京都美術館)が開館、元号が大正から昭和に変わったこの年-1926年の5月、ヨーロッパ留学から帰った意気盛んな青年画家5人がひとつの美術団体を立ち上げました。団体の名称は彼らの敬慕するバルビゾン派が1830年派とも呼ばれたことになぞらえた「1930年協会」。

主な作品

Work collection

佐伯祐三 パリの街角
油彩・カンヴァス 1927年
笠間日動美術館蔵

前田寛治 棟梁の家族
油彩・カンヴァス 1928年
第4回1930年協会展
鳥取県立博物館蔵

里見勝蔵 少女
油彩・カンヴァス 1928年作
第3回1930年協会展 北九州市立美術館蔵
(C)Shigeo Yamauchi

佐伯祐三 扉
油彩・カンヴァス 1928年作
第3回1930年協会展
田辺市立美術館蔵

高畠達四郎 老人
油彩・カンヴァス 1927年
株式会社紀伊国屋書店蔵

古賀春江 失題
油彩・カンヴァス 1926年頃
鳥取県立博物館蔵

独立美術協会発会式
1930年11月1日 日比谷山水楼

中山巍 椅子に座る婦人
油彩・カンヴァス 1927年
鳥取県立博物館蔵

福沢一郎 骨董店
油彩・カンヴァス 1929年
第1回独立展  
富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館蔵

展覧会基本情報

Exihibition Information

会期
2016年10月29日(土)~12月23日(金・祝)
休館日:12/6(火)12/13(火)12/20(火)
開館時間
〔10月から11月 9:30-17:00(入館は16:30まで)〕
〔12月 9:30-16:30(入館は16:00まで)〕
入館料
一般・大学生800(720) 高校生・中学生500(450)
小学生以下無料 カッコ内は8名以上の団体料金
毎月14日は入館無料の日
主催
河口湖美術館
企画・協力
公益財団法人日動美術財団
出品作家
清水登之(しみずとし 1887-1945)
鈴木保徳(すずきやすのり 1891-1974)
須田国太郎(すだくにたろう 1891-1961)
川口軌外(かわぐちきがい 1892-1966)
小島善太郎(こじまぜんたろう 1892-1984)
中山巍(なかやまたかし 1893-1978)
児島善三郎(こじまぜんざぶろう 1893-1962)
伊原宇三郎(いはらうさぶろう 1894-1976)
鈴木亜夫(すずきつぎお 1894-1984)
鈴木千久馬(すずきちくま 1894-1980)
古賀春江(こがはるえ 1895-1933)
高畠達四郎(たかばたけたつしろう 1895-1976)
里見勝蔵(さとみかつぞう 1895-1981)
前田寛治(まえだかんじ 1896-1930)
林武(はやしたけし 1896-1975)
佐伯祐三(さえきゆうぞう 1898-1928)
木下義謙(きのしたよしのり 1898-1996)
福沢一郎(ふくざわいちろう 1898-1992)
田中佐一郎(たなかさいちろう 1900-1967)
田中行一(たなかこういち 1901-1982)
海老原喜之助(えびはらきのすけ 1904-1970)
中村節也(なかむらせつや 1905-1991)
今西中通(いまにしちゅうつう 1908-1947)
大野五郎(おおのごろう 1910-2006)

これまでの展覧会

SINCE1991.04.14