女性像にみるフォルム/現実/夢
2022 9.17(土)-2022 12.19(月)
日本の絵画にあらわれる人物像は明治以降、大きく変わりました。西洋美術と出会い、科学的に対象を捉える見方と、陰影方法など立体感を表す描法を学んだこと、また、理想的身体像であるヌードやその意味を知り、さらには絵画とはなにかという問題について西洋近代的な概念を受け入れたことなどがその理由にあげられるでしょう。
そうした人物像の変化が如実にあらわれたのは女性を描いた絵画です。西洋近代絵画の風潮を反映してか、日本でも明治以降、女性をモチーフとする油彩画が多く描かれました。
本展では、公益財団法人日動美術財団が所蔵する明治から現代までの女性を描いた絵画作品83点を、身体美に注目した「フォルム」、時代背景や社会背景がうかがえる「現実」、画家の想像の中の女性を描いた「夢」の3つのセクションに分けてご紹介します。
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