2021年9月18日-12月19日
明治28年、新潟県に生まれた岡田紅陽は本名を賢治郎といい、書画の才に秀でた祖父や父をもつ恵まれた環境で育ちました。大学在学中、写真に興味を持ち、そのころカメラを携えて訪れた富士北麓で富士山の姿に魅せられ、そのとりこになったといいます。
写真家として独立した岡田紅陽は、景勝地の撮影と紹介につとめ、また関東大震災による被災状況の記録撮影を東京府(現在の東京都)から任されるなど旺盛に活動し、その実績によって日本の風景美を世界に知らしめた功績者として評価を獲得、そしてなんといっても自身がライフワークとする富士山の風景写真によって、富士の写真家岡田紅陽と呼ばれるに至りました。
本展では約40点の作品をご覧いただきます。
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