1991年7月27日(土)-9月23日(月)
休館日 火曜日, 但し7月, 8月は無休
河口湖美術館では、開館記念展Ⅳとして、初期作品を中心に「ピカソ永遠の青春譜展」を開きます。
20世紀の美学革命をなしとげたピカソの画業については、あらためて、ご紹介するまでもありません。また、折にふれ、ピカソの芸術については紹介されてきました。
今回は19世紀末から1923年までの初期油彩画など6点のほかに、スウィート・ヴォラールと称されるピカソの画商ヴォラールがまとめた版画100点と他に5つのシリーズ76点、それに、あまり知られていないピカソがつくった装飾銀皿17点を展示します。みどころは、初期青の時代「女の像」、立体主義の人物画、新古典時代の「母子像」などの逸品です。
また、版画では「貧しき食事」からはじまるサーカス・シリーズ、画家とモデル、闘牛士、寝とられた男シリーズなどピカソの面目躍如とした作品が、いっぱいです。それに、ユーモアあふれるばかりの装飾銀皿など美術愛好家のみなさんをたんのうさせてくれる粒ぞろいのピカソ展です。カメレオンのように、くるくると変るピカソ・・・・・・といわれたほど、その生涯は永遠の青春でした。このショーは、ピカソ愛好家の各位には最高のプレゼントになることでしょう。
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