【前期】12月16日~1月10日
【後期】1月13日~1月31日
【休館日】火曜日/12月24日(木)/12月29日(水)~1月3日(日)/1月11日(月)
浮世絵版画は江戸時代に盛んに行なわれた絵画の形式です。木版印刷の技術で人物を中心に、庶民生活に密着した世相などをあらわし、当時の人々に大変好まれ、その趣向にピッタリの作品を大量に生み出しました。日本独自のこの表現方法は、後に、西洋の近代絵画、 特に印象派 の作家達に決定的な影響を与えたことは周知の事実です。
この展覧会は、初期に制作された墨摺絵に手彩色を施した清信の役者絵。ついで大平を楽しむ庶民の好みを反映し考案作出された華麗な多色摺りによる春信の錦絵による美人画の出現。さらに黄金時代を築いた清長・歌麿等による代表作の数々。江戸末期になり頂点に達した北斎・広重による風景画の完成。そしてこれらの浮世絵が明治時代に如何に受け継がれたか、を系統立て鑑賞して頂きます。
本展覧会は神奈川県立博物館所蔵による7000余点の浮世絵コレクションの中から、格別のご好意によって40作家の作を、広重を中心に250点の特別貸与を受け開催の運びになったものです。前期・後期に分け125点づつ展示します。ご来館の皆様に十分ご満足戴けるものと存じます。
【講演会】「浮世絵の絵師たち」横田洋一氏(神奈川県立博物館専門学芸員) 12月16日(水) 13:30より
【実演会】「浮世絵の摺りの実演」渡邊木版美術画舗 1月15日(金)13:30より 会場=美術館ギャラリー
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