1998 3/28(土)-6/28(日)
休館日=火曜日、5月6日(水)5月5日は開館いたします。
画家、足立源一郎(1889-1973)は、商都大阪に生まれ、京都で浅井忠の門に入りました。大平洋画会を経てフランスに留学し、キュービズムやフォービズム等新しい画風を学びつつ明るい画風を作り上げました。特にポール・セザンヌの作風に最も心をひかれました。人物画を主軸に、静物画、風景画を特技としました。滞欧中に 春陽会創立に参加し、フランスより作品を送るなど没年に至る迄出品を続けました。昭和の初めより風景、特に山を主題とした作品が多くなります。山の懐に入って描く山の姿は、通常山に接することのない人々に深い感銘を与え続けました。本展では、大正末から昭和にかけて一世を風靡した足立の作品、京都市絵画工芸学校時代の習作から遺作に至るまでの足跡を、人物、風景、静物の油彩約200点、素描・スケッチ約200点をはじめ、諸資料を併せて陳列いたします。
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