1998 7/31(金)-9/7(月)
会期中無休
ブルックリン美術館は、ニューヨーク州ではメトロポリタン美術館に次いで2番目、全米でも五指に入る最大規模の美術館の一つです。150万点以上の収蔵品の中には、古代エジプトから現代美術まで古今東西の優れた芸術作品が含まれています。本展は、ブルックリン美術館の豊富な近代絵画のコレクションの中から、自然を謳歌したバルビゾン派の芸術を紹介いたします。ミレー、コロー、ドービニーなどフランス人画家の作品60点のほか、同時代にフランスへ渡ってバルビゾン派の影響を受けたイネスやナイト、バブコックなどのアメリカ人画家の作品を併せた合計86点を展示します。アメリカとフランスのバルビゾン派を同時に紹介する企画は日本で初めての試みで、展示作品のほとんどは本邦初公開となります。環境問題が声高に叫ばれる昨今、自然回帰を目指したバルビゾン派の芸術を見直す気運が高まっています。本展はフォンテーヌブローの豊穣な自然に魅せられた画家の自由な精神と芸術の成果を振り返る絶好の機会といえるでしょう。
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