EXHIBITION

包むこころ ふろしき展

1998 9/12(土)-11/3(火)
休館日=10/6・13・20・27

風呂敷は、ついこの間まで物を包み運ぶ主役として働いていました。昭和20年代から30年代初め頃までは、大きな風呂敷包みを背負ったり手に提げたりして運んでいる姿が町のあちこちで見かけられました。昭和30年代後半から40年代にかけて、テレビが一般家庭に普及すると、子供たちは、人気のスーパーマンや、月光仮面の真似をして風呂敷を首に巻き、お面を被って遊んでいました。風呂敷はこの頃まだ現役で、梱包運搬の道具や子供たちの遊び道具として使われていたのです。その後、紙やビニールの包装紙が幅をきかせるようになったのは昭和40年代後半に入ってからのことでしょうか。また、風呂敷はものを機能的に包むというばかりでなく、おもに木綿や麻を素材に、各種の染色技法や、素晴らしい文様、構図など多彩な魅力にあふれています。本展は風呂敷のもつ独特な魅力に惹かれた個人コレクターが、約30有余年にわたり収集した秘蔵のコレクションを中心に、様々な地域、時代、文様の風呂敷約120点を総合的に紹介し、庶民生活の中で育まれてきた風呂敷の「包む文化」を振り返ろうとするものです。

会期中に風呂敷の包み方の実演を行います。

展覧会基本情報

Exihibition Information

会期
1998 9/12(土)-11/3(火)
休館日=10/6・13・20・27
会場
河口湖美術館
開館時間
9:30-17:00 (入館は16:30まで)
入館料
一般800(640) 大高生500 (400) 中小生300 (240)
主催
河口湖美術館/毎日新聞社
後援
文化庁

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