1999 1/23(土)-2/22(月) 休館日=1/26 2/2,9,12,16
斎藤寿一(1931-1992)はパリの「アトリエ17」でS.W.ヘイターから一版多色刷り技法の手ほどきを受けた。作者は風、光、など、存在しながら形を持たないものを追求しながらそれらの本質を視覚的に表現しようとつとめた。版画を出発点に油彩や石刻、木彫などを版画と並行して制作するマルチ作家であった。自然と人類の精神界に深く探究のまなざしを向けた作家であり、師の束縛からいち早く脱した数少ない作家である。「青のサイトウ」の時代から「おかしな神々」に至る作風は日本の作家として先端を行くものであった。
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SINCE1991.04.14