4.28(金)-6.11(日)
休館日 5/9、5/16、5/23、5/30、6/6
この展覧会のタイトル、『両洋の眼』とは西洋の眼でなく、また東洋の眼でもない、しいて言えば人間の眼を意味します。我が国では絵画を、技法や素材によって日本画と洋画とに区別して考えますが、今日において、すでにある部分ではこの区別がなくなりつつある兆しもみられます。『両洋の眼』は和洋の垣根にとらわれず、多種多様な絵画表現をひとつのまなざし、ひとつの感性でみようというスローガンのもとに、第一線で活躍する画家たちの最新作を発表してきました。千年紀に臨む今回、第11回目となる『両洋の眼』は77名の画家をとりあげます。
シンボルマークについて
日本絵画においての「日本画」「洋画」を、ひとつの眼差しでみる展覧会、その意味通りをかたちにしました。外側のラインは眉、中側は瞼、上の眉と瞼は東洋(西洋)下の眉と瞼は西洋(東洋)を表わし、それらが全体として1つにオーバーラップして見えるようにデザインしてあります。眼球は2つあり、離れずつながっているところに意味があります。1つのようで2つ、2つのようで1つ、上下を逆さにしても同じに見える 両洋の眼。展覧会のテーマは、この"眼"に集約されていないでしょうか。
早川良雄
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