2001 4.21(土)-6.17(日)
休館日=火曜日 ※5月1日(火曜日)は開館します
力強い線描と強烈な色彩で日本人から大変親しまれ、1999年10月、自ら命を絶ったフランスの画家ベルナール・ビュフェの追悼展を開 催いたします。1928年、パリに生まれたビュフェが、まさに彗星の如く画壇に登場したのは彼がまだ19歳の時でした。無名だった青年画家は瞬く間に大きな名声を手にし、20代にしてピカソに次ぐ話題性と画壇的成功を収めました。第二次世界大戦後の荒廃した社会に対する絶望と不条理を描きあらわしたかのような画風は、その早熟ぶりと相まって「天才」の名を欲しいままにし、デビューから死の間際まで、衰えることなく筆を振るいつづけました。この追悼展はビュフェの作品を幅広く収集しているビュフェ美術館の2000点に及ぶ所蔵品の中から約80点を厳選。また、ビュフェ最後の作品となった「死」をテーマとした遺作2点をフランスより特別出品いたします。
20世紀最大の画家の一人ベルナール・ビュフェの魅力とその画業を振り返る没後初の回顧展となります。
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